方法
Value Area close analysis
終値がValue Areaの上・下・内側のどこにあるかを、翌セッションの観察材料として整理する方法。
要点
Value Areaに対する終値位置は、次セッションの観察材料です。継続や反転の保証ではありません。
目的
Value Areaに対する終値の位置は、次セッションの観察バイアスを整理する材料になります。
これは予測ではありません。より広い市場構造と確認を必要とします。
手順
Close above VAH
終値がVAHより上にある場合、上側の価格が一時的に受け入れられた可能性があります。
ただし、ニュース、薄い流動性、終盤だけの買い、ショートカバーでも同じような見た目になることがあります。翌セッションでVAHより上を維持できるかを確認します。
Close below VAL
終値がVALより下にある場合、下側の価格が一時的に受け入れられた可能性があります。
ただし、終盤の投げ、流動性不足、イベント反応だけで下に出た可能性もあります。翌セッションでVALより下を維持できるかを確認します。
Close inside value
終値がValue Area内にある場合、市場がバランス内へ戻った、または外側のオークションが続かなかったと解釈されることがあります。
特に一度外へ出たあと内側で終わる場合、外側の価格が拒否された可能性を観察します。
観察ポイント
Failed auction outside value
Value Area外への移動が続かず、すぐに内側へ戻る場合、失敗したオークションとして観察できます。
この読みは確認が必要です。外側での時間、出来高、戻りの速さ、再テストの有無を見ます。
Re-entry into value
外側からValue Area内へ再侵入し、その内側で受け入れが起きる場合、反対側のValue Area境界へ回転する可能性を考えるトレーダーもいます。
これは80% ruleと関連しますが、統計的保証ではありません。
判断しない条件
- 終値位置だけで翌日の方向を決めている。
- VAH / VALの計算範囲やセッション定義が曖昧。
- ニュースや終盤の薄い流動性だけで外側に出た可能性が高い。
- invalidationを置けない。
close interpretation matrix
| Close location | Observation question | Failure mode |
|---|---|---|
| Above VAH | 外側で時間を使ったか | 翌sessionでValue内へ戻る |
| Below VAL | 下側でacceptanceがあるか | news spikeだけで終わる |
| Inside Value | 外側auctionが拒否されたか | 中央で方向感が消える |
| Re-entry into Value | 80% rule候補として観察するか | re-entry定義が曖昧 |
Outside valueは、accepted outside valueではありません。外側での滞在、再テスト、出来高、上位足Contextを確認します。
注意点
終値位置は観察バイアスであり、統計的保証ではありません。80% ruleも低信頼度の仮説として扱います。
次に読む
eighty-percent-ruleで、Value Area再侵入のヒューリスティックを慎重に確認します。
Relationship to next session bias
次セッションでは、次を観察します。
- 前日のVAHまたはVALを維持できるか。
- Value Area内に戻るか、外側で受け入れられるか。
- POCへ引き寄せられるか、離れていくか。
- 上位足の構造と一致しているか。