概念
Point of Control
POCを、選択したプロファイルで最も活動が集中した価格帯として読み、判断が起きやすい場所として扱う。
要点
POC / Point of Controlは、選択したプロファイルで活動が最も集中した価格帯です。支持線・抵抗線ではなく、再評価が起きやすい判断エリアとして扱います。
概要
POCはPoint of Controlの略で、選択したVolume ProfileまたはMarket Profileの中で、最も活動や出来高が集中した価格水準、または価格帯を指します。
そのプロファイルの中では、POCは一時的な「公正価値」や「受け入れられた価格」の候補として扱われることがあります。
どう読むか
POCは、単純な支持線や抵抗線ではありません。
より慎重には、POCは市場参加者が価値を再評価しやすい判断エリアです。価格がPOCに近づくと、過去に取引が集中した場所で再び売買の判断が起きる可能性があります。
使いどころ
POC付近では、少なくとも2つのシナリオを観察します。
- 反応・拒否: POC付近で止まり、反転し、そこから離れる。
- 受容・突破: POCを強く通過し、その反対側で取引が続く。
どちらも保証された結果ではありません。POC reaction / breakout analysisでは、この観察を方法として整理します。
POCの種類
| POC type | 意味の違い | 注意 |
|---|---|---|
| Current session POC | 当日または現在sessionの活動集中 | session中に移動しやすい |
| Prior session POC | 前sessionで受け入れられた候補 | 今日も同じ意味とは限らない |
| Composite POC | 複数日・任意期間の活動集中 | 期間設定で意味が変わる |
| Visible range POC | 画面表示範囲の活動集中 | 表示を変えると変わるため恣意的になりやすい |
POCで見る4つの反応
- Rejection: POC付近を試した後、滞在できず離れる。
- Acceptance: POC周辺または反対側で時間を使い、取引が続く。
- Drive-through: ほとんど止まらず通過する。POCがその場のdecision areaとして弱い可能性がある。
- Return / retest: 一度離れた後に戻り、再評価が起きる。
これらは事前に予測するものではなく、観察してScenarioを更新する材料です。
POCの計算と表示差
POCは、選択したprofile内で最も出来高や活動が大きいrow / price levelとしてプラットフォームが計算します。ただし、同じチャートでも次が変わるとPOCは変わります。
- session template
- fixed rangeの開始点と終了点
- visible rangeのzoom / scroll
- row size / ticks per row / ticks per level
- data source
- Value ProfileかTPO / Market Profileか
session POC / composite POC / visible range POC
Session POCは短期の活動中心を示しやすく、composite POCは複数sessionの長めの活動中心を示しやすいです。Visible range POCは画面表示に連動するため、便利ですが後付けになりやすいです。
POCを見る前に、「どのprofileのPOCか」を言葉にします。
POCとHVNの関係
POCは多くの場合、目立つHVNの中、またはその中心付近にあります。しかしPOCはprofile内の最大点であり、HVNは相対的な高出来高帯です。ひとつのprofileに複数HVNがあり、そのうち1つだけがPOCになることがあります。
POCが機能しにくい場面
- 強いニュースや急変で過去のprofileが無視される。
- 価格がPOCを止まらずdrive-throughする。
- profile rangeが恣意的で、POCの意味を説明できない。
- POCが広いHVN中央にあり、risk/rewardやinvalidationが曖昧。
- 現在のmarket structureが過去の受容より強く再価格付けしている。
注意点
POCの意味は、現在セッション、前日セッション、複合プロファイル、表示範囲プロファイルのどれを見ているかで変わります。
POCだけで売買を決めず、Value Area、market-structure、horizontal-levels、出来高変化、ニュース、invalidation、risk/rewardと合わせて確認します。